賃貸契約を解約し、退去する際に必要なのが退去費用です。退去費用の内訳を把握しておくことで、節約することができるかもしれません。賃貸契約を結ぶときも、解約するときも、不安なく行いたいものです。
(1)退去費用の内訳
その内訳は、原状回復費とハウスクリーニング代です。
賃貸契約における原状回復とは、契約を結んだ当初の部屋の状態に戻すのではなく、故意または過失でにつけた傷や汚れ、管理を怠ったせいでついた傷や汚れに対して、原状回復を行います。日常生活を送っていると自然にできてしまう傷や汚れは貸主の負担で修繕などを行い、基本的に賃貸契約を結ぶ際に払った敷金から充てられます。
ハウスクリーニングとは、退去後に専門業者に依頼し、部屋を再度貸し出せるように清掃してもらうことを言います。契約によっては、ハウスクリーニングが必要なくてもクリーニング代が請求される、という内容になっていることがあります。
(2)福岡でも増えている「敷金、礼金0」の賃貸物件なら退去費用が必要
退去費用は敷金から差し引かれることが多いですが、現在は、福岡でも賃貸契約の初期費用を軽減するために「敷金、礼金0」という物件も増えています。初期費用のない物件を退去する場合は、退去費用として家賃3ヶ月分を目安に用意しておくといいでしょう。退去費用をできる限り節約するためには、日頃から部屋をきれいに保つようにしましょう。福岡での生活がスムーズに過ごせるよう、契約を結ぶ際と退去する際は、専門用語などを自分でも情報を調べてみることをおすすめします。